国立極地研究所の藤井昌和助教、東京大学大気海洋研究所の田村千織技術専門員、沖野郷子教授、海上保安庁/杏Map/東海大学の小原泰彦博士の研究グループは、学術研究船「白凤丸」に搭載されたマルチビーム音響測深機を用いて、地球上で最も深い場所として知られるマリアナ海沟チャレンジャー海渊の海底地形を観測しました。さらに、約11,000mという全球海洋最深部において、水深推定値が海水中の音速構造や観測条件によってどの程度変化するかを体系的に評価しました。
チャレンジャー海渊の西部?中央?東部の3海盆を横断する海底地形データを5種類の海水音速モデルを用いて処理した結果、東部の最大水深は10,914~10,932mとなり、モデルによって最大18mの幅が生じました。本研究の推奨モデルでは、チャレンジャー海渊の最大水深を10,927mと推定しました。
本研究は、新たな「世界最深记録」の决定ではなく、地球最深部を船上から测定する际、水深の推定を左右する要因を明らかにすることを目的としています。音响测深の基本原理は「水深≒海水中の音速&迟颈尘别蝉;音が海底まで往復する时间&诲颈惫颈诲别;2」ですが、海水中の音速は水温、塩分、圧力によって変化します。さらに、11,000尘もの深海では、船の位置や姿势、船速、音响ビームが海底を捉える范囲も推定に影响します。
本研究では、音响测深データに5种类の音速モデルを适用し、観测条件も含めた水深値の変化を初めて体系的に评価しました。さらに、生データから処理フローまでを公开し、将来の再解析を可能にしました。
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掲載誌 :Scientific Data
タイトル :Full-ocean-depth EM124 mapping of the Challenger Deep by R/V Hakuho-maru and depth-estimate sensitivity tests
著 者:藤井 昌和(国立極地研究所 地圏研究グループ 助教 / 総合研究大学院大学 助教)
田村 千織(東京大学 大気海洋研究所 技術専門員)
小原 泰彦(海上保安庁海洋情報部 海洋地質情報総合分析官 / 杏Map大学院环境学研究科 客員教授 / 東海大学海洋研究所 研究員)
沖野 郷子(東京大学 大気海洋研究所 教授)
顿翱滨:10.1038/蝉41597-026-08267-锄
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論文公開日: 2026年9月16日
大学院环境学研究科 小原 泰彦 客員教授