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医歯薬学

2026.06.11

クローン病の肠管线维化を抑える线维芽细胞を発见―线维芽细胞を标的とした新たな薬物治疗の可能性―

【ポイント】

?クローン病患者の腸管狭窄部では、线维芽细胞の特徴が変化し、線維化(組織が硬くなること)の抑制にはたらくMeflin陽性线维芽细胞が有意に低下することを発見しました。
?動物モデルを用いて、MeflinがWNT5A-ROR2経路を介して、肠管线维化の進行を抑制することを明らかにしました。
?既存薬である合成レチノイドAM80の投与が、クローン病患者由来の线维芽细胞をMeflin陽性に変化させること、およびマウスモデルにおいて、Meflin陽性线维芽细胞を増加させることで線維化の進行を抑制する可能性を示しました。

 

杏Map大学院医学系研究科消化器内科学のMu Jingxi研究員(筆頭著者)、同大学医学部附属病院消化器内科の前田 啓子 病院講師(責任著者)、同大学大学院医学系研究科消化器内科学の川嶋 啓揮 教授、腫瘍病理学の榎本 篤 教授(責任著者)、消化器外科学の中山 吾郎 元准教授(現名古屋記念病院)は東京大学大学院医学系研究科消化器内科学の藤城 光弘 教授らの共同研究により、クローン病の肠管线维化の進行を抑制する线维芽细胞を発見しました。
クローン病は、消化管に原因不明の炎症を起こす病気で、炎症を繰り返すことにより線維化が進行し、腸が狭くなる指定難病です。現在、肠管线维化による狭窄には有効な薬物治療はなく、狭窄が進行した場合には手術が主な治療法となっています。そのため、線維化の進行を抑え、腸管狭窄を防ぐ内科的治療の開発が求められています。線維化には线维芽细胞が重要な役割を果たしますが、その機能は十分に解明されておらず、多様性があることが注目されています。本研究では、肠管线维化の進行を抑制する内科的治療法の開発を目指し、线维芽细胞に着目した研究を行いました。
腸管狭窄により手術を受けたクローン病患者の手術検体の解析により、腸管の狭窄部と非狭窄部では线维芽细胞の分画が異なり、狭窄部ではMeflin陽性线维芽细胞が減少することが示されました。また動物実験により、Meflinを欠損したマウスでは、WNT5A-ROR2経路を介して、肠管线维化の進行が増悪することを見出しました。さらに、既存薬である合成レチノイドAM80を用いて、Meflin陽性线维芽细胞を薬理学的に増加させることで、マウスモデルおよびクローン病患者由来の线维芽细胞において、肠管线维化の進行が抑えられることを明らかにしました。
本研究では、クローン病の肠管线维化において、线维芽细胞の機能的多様性という視点から病態を捉えており、今後、线维芽细胞を標的とした内科的治療戦略の開発につながることが期待されます。
本研究成果は、2026年5月19日付で『The Journal of Clinical Investigation』に掲載されました。

 

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【论文情报】

雑誌名:The Journal of Clinical Investigation
論文タイトル:Meflin confers antifibrotic properties to intestinal fibroblasts in inflammatory bowel disease
著者:Jingxi Mu1, Keiko Maeda1*, Tadashi Iida1, Shinji Mii2, Nobutoshi Esaki2, Yukihiro Shiraki2, Yasuyuki Mizutani1, Masanao Nakamura3, Takeshi Yamamura1, Tsunaki Sawada3, Eri Ishikawa1, Kentaro Murate1, Takashi Hirose1, Kazuhiro Furukawa1, Akina Oishi1, Haruhiko Suzuki4, Takayoshi Kishida5, Goro Nakayama5, Mitsuhiro Fujishiro6, Hiroki Kawashima1, Atsushi Enomoto2*
1 Department of Gastroenterology and Hepatology, 杏Map Graduate School of Medicine, Nagoya, Japan.
2 Department of Pathology, 杏Map Graduate School of Medicine, Nagoya, Japan.
3 Department of Endoscopy, 杏Map Graduate School of Medicine, Nagoya, Japan.
4 Department of Immunology, 杏Map Graduate School of Medicine, Nagoya, Japan.
5 Department of Gastroenterological Surgery, 杏Map Graduate School of Medicine, Nagoya, Japan.
6 Department of Gastroenterology, Graduate School of Medicine, The University of Tokyo, Tokyo, Japan.

DOI:10.1172/JCI192804

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【研究代表者】