?慢性肾臓病(CKD)注1)は人工透析のリスクとなるだけでなく、高齢者における要介护リスクにも関連。
?CKDによる要介护リスクの上昇は、日々の运动习惯で抑えられる可能性を示唆。
?血清クレアチニン値は要介护リスクとJカーブ型に関連 (低すぎてもリスクに)。
杏Map大学院医学系研究科 実社会情報健康医療学の大橋 勇紀 助教、中杤 昌弘 准教授、同大学医学部附属病院先端医療開発部の杉下 明隆 病院助教、同大学院医学系研究科附属医学教育研究支援センターの加藤 佐和子 特任准教授、水野 正明 特任教授(研究当時所属:同大学医学部附属病院先端医療開発部長)らの研究グループは、北名古屋市の行政データを活用したリアルワールドデータ注2)解析を実施し、高齢者における慢性肾臓病(chronic kidney disease: 以下、CKD)と要介护リスクとの関連を明らかにしました。
解析の結果、腎機能の低下(KDIGO分類: 血清クレアチニン値と尿タンパクによる評価)が高いほど、要介护となるリスクが上昇することが分かりました。さらに、週2回以上?1回30分以上の运动习惯がある場合、そのリスクを低減する可能性が示されました。これらの結果は、腎機能の早期評価と予防的介入が、末期腎不全の予防だけでなく、将来的な要介护状態の回避にもつながる可能性を示唆しています。
また本研究では、血清クレアチニン値と要介护リスクとの間にJカーブ型の関連がみられました。これは、見かけ上の推算糸球体ろ過量の値が良好でも、筋肉量の少ない高齢者では腎機能を過大評価してしまい、CKDに関連した要介护リスクを見逃してしまう可能性があることを示しています。
本研究は、東海介護予防コホート研究(TC-LongCare: Tokai Cohort for the Prevention of Needs for Long-Term Care)の一環として、地方自治体との協働により(行政データの活用)、CKDと介護リスクを統合的に評価しました。このような行政と大学の連携によるリアルワールドデータ解析は、地域包括ケアや健康寿命延伸を目指した公衆衛生政策への応用が期待されます。本研究の結果は、2025年11月21日付けで国際雑誌「BMJ Public Health」に掲載されました。
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注1)慢性肾臓病(CKD):
颁碍顿とは、肾臓の働き(老廃物の排泄、体液?电解质バランスの调整、血圧调节など)が持続的に低下した状态を指す。颁碍顿は初期には自覚症状がほとんどないまま进行することが多く、进行すると人工透析や肾移植が必要となる场合がある。また、単に肾臓の问题にとどまらず、心血管疾患のリスク増大やフレイル、サルコペニアなど、多方面の健康问题との関连も报告されている。高血圧や糖尿病、肥満などの生活习惯要因との関係も强く、早期発见と进行予防が重要视されている。
注2)リアルワールドデータ:
リアルワールドデータとは、実际の医疗现场や日常生活の中で得られる&濒诲辩耻辞;生のデータ&谤诲辩耻辞;のこと。临床试験のように厳密に条件を整えて収集されたデータとは异なり、现実社会で起きている状况をそのまま反映した情报を指す。情报化社会が进む现在、医疗?公众卫生?政策立案などの分野において、その重要性はますます高まっている。
雑誌名:BMJ Public Health
論文タイトル:Chronic Kidney Disease Progression, Long-term Nursing Care Burden and Habitual Physical Activity: An Observational Study in Japan
着者:大橋 勇紀、杉下 明隆、黒川 晴香、堀 容子、加藤 佐和子、水野 正明、中杤 昌弘* (下線は本学関係者、*は責任著者を示す)
顿翱滨:10.1136/产尘箩辫丑-2025-003138
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